木津川周辺。

毎度毎度のご朱印集め。今日は木津周辺を攻めるのであった。カーナビに沿って走っていたら、見慣れたログハウスが…無鉄砲本店だ!いつもこってりなので、今回はあっさりを食ってやる!

あごだし(トビウオの出汁)がかなり効いている。サバ節とはまた違った苦味もあってなかなか独特な味。



  • 浄瑠璃寺(オフィシャルサイトがないので、wikipedia:浄瑠璃寺参照。):神仏霊場巡拝の道・第百二十八番(京都四十八番)札所、ならびに西国薬師四十九霊場・第三十七番札所。山号は小田原山。本尊は本堂にある九体阿弥陀如来と、三重塔にある薬師如来。本堂はこじんまりしているが、中に入ると、阿弥陀如来が9体も並んでいる様はなかなか圧巻である。
    もちろんちゃんと意味がある。「観無量寿経」という経典に書かれた「九品往生(くぼんおうじょう)」という思想に基づいたもので、極楽往生の仕方にはその人の努力や心がけによって9つの段階に分けられるという。昔は京都を中心に30ほどあったとされているが、現在はこの寺にしか現存していない。
    伽藍は、池を挟む形で、本堂と三重塔が向き合っている。東に建っている三重塔は東方浄瑠璃世界で、現世を表す。薬師如来はその現世を取り除いてくれる。西側にある本堂は西方極楽浄土で、あの世を表す。阿弥陀如来が極楽浄土へと導いてくれる…という意味合いがあるのだと。


    山門。駐車場から結構距離があって、途中には御茶屋がいくつか建っていた。


    鐘楼と、灌頂堂。灌頂堂には大日如来が納められているが、毎年1月8〜10日の3日間しかご開帳されない秘仏だ。


  • 岩船寺(オフィシャルサイトがないので、wikipedia:岩船寺参照。):神仏霊場巡拝の道・第百二十九番(京都四十九番)札所。山号は高雄山。本尊は阿弥陀如来だ。浄瑠璃寺から程近いところに建てられている。729年に聖武天皇の発願で行基が建立した阿弥陀堂が大元と伝えられている。その後806年に、智泉大徳がここに報恩院を建立する。しばらくして、嵯峨天皇が智泉大徳に孫の誕生を祈願したところ、本当に孫が誕生した(後の仁明天皇)ので、皇后が伽藍を整備し、813年に岩船寺という寺号を与えられた。
    その伽藍も承久の乱で大半を失い、江戸時代に現在の伽藍になったと言う。ちなみに、本堂は昭和63年に建て替えられた。


    山門。


    石室不動明王。盛現という坊さんがこの地で眼病治療のために修行したところ、眼病が治ったので、この像を彫ったと伝えられる。眼病に霊験高らかだという。


    地蔵堂と、祀ってある厄除け地蔵。


    三重塔。鎌倉時代に再建された。平成15年3月に大修理が行われた。


    鐘楼。本堂左隣の建物はよくわからんかったのでお寺の人に聞いたら、開山堂だという。