城南宮と、御香宮神社


  • 城南宮:神仏霊場巡拝の道・第八十三番(京都三番)札所。国常立尊(くにのとこたちのみこと)、八千矛神(やちほこのかみ。大国主命の別名)、息長帯日売命(おきながたらしひめのみこと。神功皇后の別名)の三神を祀る。詳しい創設は不明だが、平安遷都の際に都の南に祀られたことから、城南宮と呼ばれていたと。白河上皇院政をしていた頃は、ここに城南離宮を建てて、城南宮もその一部になっていたという。


    摂社・真幡寸(まはたぎ)神社。真幡寸大神を祀る。城南宮が出来る前にこの辺りを統治していた豪族・秦氏の氏寺であった。wikipedia:城南宮によると、明治時代に城南宮は真幡寸神社と改称されたが、昭和46年に再び元の名前に戻ったと言う。


    摂社・唐渡天満宮(とうどてんまんぐう)。鳥居の扁額は何故か芹川神社になっとるのは、かつては城南宮の近所の芹川というところにあったと言う。天満宮だから、祭られているのは菅原道真公。本殿の隣りにはちっさい社もあった。


    摂社・三照宮社。天照大神を祀る。


    手水場だ。


    鳥居だ。朱いぜ。なんだこの投げやりなコメントは。


    本殿左隣の末社。左から、稲荷社、厳島・住吉・兵主(ひょうず)社、粟島社。


    んで、本殿右隣の末社。左が天満宮・妙見社と金刀比羅社。右が庚申社。庚申社は猿田彦神を祀っているんだと。


    本殿右隣の末社つづき。左が大國主社。右が春日社。


    左が拝殿で、右が神楽殿




  • 御香宮神社:神仏霊場巡拝の道・第八十二番(京都二番)札所。主祭神として祀られているのは神功皇后。配神として、オフィシャルサイトでは仲哀天皇応神天皇他六柱の神となっているが、ここみたら、9神いるんだが…?
    正確にいつ創建されたのかは不明だが、平安時代貞観四年(八六二)九月九日に、この境内からいい香りの水が涌き出たので、清和天皇より『御香宮』の名を賜ったという。


    2012年はその1150年目にあたるんだと。今も本殿の隣りに源泉が湧き出ていて、昔は飲むことが出来たそうだ。ちなみに、現在は飲むことが出来ません。


    手水場。


    破風に刻まれた彫刻。色鮮やかでんなぁ。


    本殿前。


    菊姫


    弁才天


    松尾社


    東照宮日光東照宮末社は関西では珍しいな。

    末社が6つ連なっている。左から金札宮、那智社、熊野社、本宮社、天満宮、春日社。那智、熊野、本宮は熊野三山末社だろう。


    伊勢神宮


    豊国社。


    今度は、末社が4つ連なっている。左から、恵比寿、八阪、住吉、八幡社。


    桃山天満宮。かつては御香宮神社の近所にあった蔵光庵に祀られていたが、廃寺になったのでここに移ったという。


    桃山天満宮内の摂末社厳島社。木に隠れているのは後述。


    木に隠れていたほう。左から老松社、白太夫社、紅梅殿。道真に縁のある摂社ですな。


    なんか、お社。扁額がないので、何が祀られているのかはわからん。


    大杉大明神。後ろにある切り株がその名残。