RIP
お悔み欄読んで驚く。
コミケの父。「ガロ」での漫画評論は単なるオタク擁護でなく、あくまでも書評のように、漫画を評論していたよなぁ。俺自身はコミケどころか、同人誌即売会自体にも行ったことがない中途半端な男だが、この人がいなかったら、オタクたちの表現のはけ口というか受け皿は今よりも狭かったし、文化レベルでオタクが語られることもなかったろうな。しかしそれが肥大化して一般人から蛇蝎のごとく嫌われたり、攻撃の対象になったりすることとなったのだが。
和田弘とマヒナスターズのメンバーで、コーネリアスの父上。「父親が有名ミュージシャン」という環境だけで、「プロを目指したがる」もしくは「メジャーデビューしたがる」音楽やる人間にとっては格差を感じるのは一般論なんだな。そんなわけないんだけど。
はて、今の20,30代に先人の跡を継げる人はいるのだろうか。あるいは恐るべき速度で情報や文章を咀嚼/消化できる、俺たちからすれば「恐ろしい」10代が生まれるのか。
俺はそれ傍観し、露払いをするだけだが。
合掌。