いいにおいのするイベント2

optrumヒカシューを見にいったが、オニ(あふりらんぽ)のソロもえがった。

オニソロは1曲目でアフリカのダンスっぽいステップを踏みながら「カマキリ生えたー」とささやくように歌ったり突然大阪のオバちゃん風のセリフを織り交ぜたり。MCで「オニ改め天使です。オニは山に帰ってしまいました。その悲しみを歌います(大意)。」といって、おもむろにお米を研ぎながら歌い出したりして、そのまま退場。BGMが一瞬流れて「まだ終わってないよー!」とオニが突っ込み入れて再び登場。ここからオニ(敬称略ですまぬ。)のソロとなる。最近ホームレスの人と絡んでいて、ホームレスの人が書いた歌詞に曲つけて、大人数で演奏したりしているという。
オニの弾き語りは始めてみたが、あふりらんぽのときとはぜんぜん違って、弾き語りでここまで壮大な大地や雄大な空を感じさせる「うた」は他にないと思った。なんだろう、アフリカに長期滞在していたせいか、声量とはまた違った「突き抜けた感」みたいなのを感じた。多分彼女は世界の何処でも歌えるし、行ける。日本はもう狭いのだろうな。

optrumはオプトロンという蛍光灯にピックアップをつけたエレクトロニクス(それをギターのように抱えて持っていた。)を操る人と、ハードコア/ブラストビートのドラムの2人組。うるせーわまぶしーわでもう大変(笑)。蛍光灯をアンプに近づけて、角度を変えるとフィードバックで音が変わるのね。ギターみてぇだ。

ヒカシュー。もう最高であった。俺が最後に見たヒカシューはまだ野本さんが存命時だったから、6,7年ぶり?インプロの比率が高くなっていて、本領発揮というところか。インプロから歌に変化していく様は圧巻だし、三田超人氏ボーカルの「カレー三昧」での巻上さんの顔芸が凄まじく(目をカッと開いて、眉毛が異常に早く動く。)爆笑のし通しだった。アンコールでは「プヨプヨ」での直立で倒れるのをはじめて見た。

曲目
1.なんにもない男
2.突然(スイカの半分)←ロックンロール調のインプロ?
3.転々
4.インプロ?(「さっき」だったかもしれない。)

  • MC(巻上さんはとうとうインドに手を出してしまった。ディープ過ぎるから近づかなかったのにとかのたまっていた。)

5.カレー三昧
6.さなぎ
7.パイク

アンコール1 びろびろ
アンコール2 プヨプヨ

なんか、客がすげくもりあがってて、前のほうは踊っている人たちばっかり。オニが巻上さんのかぶりつきで踊っていたのを見て、俺もスイッチはいった。ヒカシューで踊るなんてありえねぇー!けど踊った。「プヨプヨ」ではポゴダンス発生でっせ。「Oi!Oi!Oi!Oi!」なんて巻上さん煽るもんだから。
やっぱり客が大盛り上がりするライヴはいいよなぁと思いつつ、日常に帰る俺であった。