どFUTURE@新世界ブリッジ

メンツを見て、これは、金銭的なことは二の次にしてを行かなきゃと思い、行く。メンツは名前は知っているがほとんど初見。ちなみにcocoroomでも同時進行でライヴが行われていたが(あふりらんぽやKA4U、ワッツーシゾンビなど出ていた。)あっちはキャパの都合ですぐ満席になるので俺はブリッジにいずっぱりだった。
会場に着いたら、既に超満員で赤犬が「俺ら一番最初やけど、終わるつもりで(トリのつもりで)やっているからな!」とMCで言ってたくらいのハイテンションでやっていた。

  • 赤犬:実は初見。秘宝館と言うだけの事はあって、アイリッシュトラッド、ポルカ、ハードコア、ジャグバンド風、スカ、ファンク、ブギウギ、お笑い…など書くのもアホらしくなるほどのごった煮サウンドと演奏力の高さに舌を巻く。ちなみにメンバーは、ボーカル3人…メインボーカルはメタル風の長髪(メガデス?のTシャツ着てた)、あとは作務衣をきた立川談志師匠みたいなサングラスとヅラを装備した人と、グループ魂港カヲル似の人(笑)…バグパイプ(ちゃんとスカートはいていた)、ヴァイオリン、ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッション、トランペット、トロンボーン、テナーサックスと言う大編成。
    とにかく客を乗せまくりで熱気も凄まじくエアコンが全然効いていない!普通に立っていても汗だくだ!事前にフェスゲの向かいのユニクロでTシャツ(赤のボーダーと緑のボーダー。)を買っていて正解だった。
    しかし談志師匠似の男のマイクをM嬢に見立てての緊縛ショーは大爆笑だった。「今日は江戸時代から伝わる縛りで『佐渡ヶ島』をやります。」と言うくだりでビール吹く(笑)。港カヲルのほうはローション塗って、バイブ当てたり…その音をマイクは拾っていた。「ブーーーーーーーー」という音だった…その最悪なまでの下ネタぶりにスカムの血を感じたり。
  • neco眠る:これまた初見。ギターの人、ブリッジのスタッフじゃん!ギター、ベース、ドラム、キーボード&エフェクトの4人編成。ドラムのセッティングがすごく、俺が見た限りではこんな感じ(ドラムマガジン風に)。

こういうセッティングだから、ラテン系のビートを刻んだりしていた。音はラテンやスカをベースに和のテイストをメロディーに取り込んだインストバンドであった。ギターもノイジーな音も出すがそれは要所要所で抑えるにとどめて、ワウやディレイのホールド機能の使い方も技アリ感があっていい。キーボードもピアニカなどを使っていたが、ダブの要素ももっと前面に出したりしたらおもろいかも。せっかくテープエコー使ってるんだし。などというのは余計なお世話か。客は踊りまくってた。

  • 野獣:またしても初見。「のけもの」と読む。zuinosin解散後もNANI君は精力的に活動しているが、これはそのバンドの一つ。元・首狩族やメキシコタクシーのメンバーが在籍しているのか。音は、DMBQみたいなアップデート/高速化されたハードロック。俺はギターのかぶりつきにいたのだが、オールドのマーシャル+ファズから繰り出されるストラトの音に耳がつぶれそうになる。ノイズやってるくせに(笑)。ボーカルはクイーンのフレディみたいな上下タイツ(ショッキングピンクに黒で文字や縞模様がモザイク状に描かれている。なんでも原宿にいたゲイから買ったそうな。)で、これまたフレディみたいな奇妙な動きと巻上公一さんかサスペリアの吉田さんみたいに目ん玉ひんむいてシャウトしたりする。あれ?後半俺なんでこの人肩車してんだろう(笑)。この辺でスイッチ入って、以降ほとんどのアクトかぶりつきで見ていたし。
  • Ove-Naxx:ピンで見るのは何年ぶりだろうか。ザラザラした音色でのブレイクコア。途中で河内音頭を挟み込んだり、湘南乃風を歌ったり。そういえば、MIDI祭一度も行ってないなぁ。
  • Nanycal Z:NANI君再び登場。今日はディナーショーみたいにやりたいということで、2階まで上がりおめぇは小林幸子美川憲一かい!と言いたくなるような見得と流し目を切りながら階段を下りていく。これで爆笑。「おにぃーさん!おねぇーさん!卒業します!」と言うくだりを聞くにつけ、そういえば小学校の卒業式で在校生が「おにーさん(これは男子一人が言う)。おねーさん(これも女子一人が言う)。ご卒業おめでとうございます(ここで在校生全員が言う)!」とかいわすのやってたよな。今もやっているのだろうか。途中でなんか校歌っぽいメロディーが流れたがひょっとしてNANI君の通っていた中学校の校歌(校名は伏せていたけど)?
  • 巨人ゆえにデカイ:ビッグアップルでチラッと見たことがある(先端音楽実験会の2部のライヴで見たんだ。)が、通してみるのは初めて。巨人は歩けるというのと巨人のギターは4〜6弦がベース弦だったことを知る。和田シンジのドラムがすごすぎて巨人の印象が薄かった(おいおい)。ギターの「ピキピキピキピキ」て音(フィードバック音+ベース弦が振動してフレットにあたる音?)が妙に気持ちいい。

このあたりでNo.305君と遭遇。彼はcocoroomの方を中心に見ていたという。アウトドアホームレスやCROSSBREDがよかったといっていた。ググッタらmyspaceが見つかったので視聴。ゴングとキャバレーヴォルテールをごっつ遅ーく同時再生した感じ。ドローンとコラージュノイズが混ざった音で俺は好き。ビジュアルもクラブ系のオサレな感じだし。

  • SUSPIRIA:ギターが入ってからははじめて見る。稲田さんは腰の具合が悪く、イスに座って弾いていた。あ、ベースがKYDDベースだ。やっぱり購入していたのか。それよりもmotsさんのギター。なんだあれは?フライングVシェイプのスライドギターて!やっぱり一筋縄でいかないなぁ、このバンドは。音はさらに厚みが増していったが、BISCOみたいに拡散してしまわないことを祈る。青野さんのブラストビートは脅威だよなぁ。
  • ガルペプシヒューマンビートボックスをはじめてみたが、マイクと口だけであんな重低音が出せるのか!高音を出しながら、同時にベース音も出していたのはありゃどうやったんだ?てか、ヒューマンビートボックスでもブレイクコアは可能なんだな。なんか寸劇風だったり(昔々なかったところにおじーさんの振りした人とbの三乗ありましたとかなんかむちゃくちゃ。)したし。
  • BOGULTA:NANI君+ヨシカワ君の元zuinosinコンビ。zuinosinの時のムチャクチャな変拍子や曲展開は鳴りを潜め、変わりにサンプラーを用いてループを流しながら、NANI君が叩きまくり叫びまくる。ヨシカワ君の歪みまくりの爆音ベースとあいまって、もうなんだか最初から最後までモッシュピット状態!俺?最前線にいたよ(笑)。2回ダイヴしたし。久しぶりだわ。こんなやばいライヴは。
  • DODDODO:BOGULTAで完全燃焼して、もう帰ろうと思っていたが、もうちょっとだけいることにする。DODDODOを久々に見るが、なんか歌の比重が高くなった?一瞬野沢直子に見えた俺はバカです。

完全に力尽きたので、DODDODOの途中で退場。オシリペンペンズはかなりやばかったと聞く。いつか見よう。