チコ・ヒゲ&JOJO広重他@socioあめりか村

安井さんにmixi経由で誘われたので、行く。今度の仕事は定時が早いから、平日ライヴ見に行けるー、と言っておきながら、見に行くのが今回が初めてだったりする。安井さん達と会うのも、シャングリラ以来だ。東京のライヴの次の日にウチが落雷に遭った事を言ったら、「大瀧詠一もいままで3回落雷にあったそうやで。落雷に遭うと人生変わる言うし。」と言われる。

  • ヨルズインザスカイ:名前は知っていたが、どんなバンド形態かすら知らなかった。東京のバンドかと思っていたら、大阪のバンドであったか!
    異様なまでにハイトーンで突き通すボーカル、ギャリギャリに歪みまくったベース、これでもかというばかりにフィードバックしまくりのギター、ローピッチのスネアが重たいドラムと、前半はとにかく全てがやかましいガレージサウンドで、これ一本だと辛いぞと思っていた。が、中盤でギターからシンセっぽい音が流れて、ベースがギターの役割をする曲になった時に、おっ?と思い立ち上がる(足の怪我が治っていないのでイスに座っていた)。ほほぅ、ドラムもディスコ調でニューウェイヴっぽい曲もできるんだ。てか、DNAとかジェームスチャンスを思い起こさせたので、ノーウェイヴですな。MCは一切なく(途中ギターがチューニングしている時も一言も発しない。)、最後に「終わりです。」とつぶやいただけ。終演後にギターに駆け寄り、あのシンセみたいな音の正体を聞く。どうも友人からもらった自作のエフェクターだという。2オクターブ下の音が出るファズだそうな。
  • A.C.E.:バケツをかぶらないA.C.E.を見るのは今回が初めて。食品工場で働くような格好にメガネライトを装着した2名が登場して「Kar A.C.E.」などを演奏。途中邪王院君とMO'etなる女性が登場。手には蝋燭、背中からムチを取り出して、邪王院君とのソフトSMショーに展開していく。ロウを自分の口にたらすのにはちょっとひいたが(おいおい)。
  • チコ・ヒゲJOJO広重:チコ・ヒゲ氏とJOJO広重。共に70年代のニューウェイヴシーンをリアルで体感および牽引してきた両雄の対決…というわけでなく、肩の力の抜けたセッションと相成った。とはいえ、チコ・ヒゲ氏のドラムはタイトで、ジャジィなフレーズを絡めた8ビートを繰り出し、JOJOさんは例によってノイジーなギターを披露していたのですが。JOJOさんのSGはフロントピックアップの高さを非常に低くして(ピックガードとほぼ面一)、そこに手をかざすだけであの「ビキビキビキィーー!!」というフィードバックを出していたのか。アンコールも行われ、ジミヘンの「パープル・ヘイズ」のノイジーなカヴァー。やはり根はロックなんですねぇ。

フリクションの前身バンドの3/3(さんぶんのさん)のCDが先行発売されていたので、買う。チコ・ヒゲさんのドラムの音が、今日聞いたライヴの音と遜色ないことに驚愕する…!これは…フリクション聴かなきゃ(えぇー!?)。フリクションは「ZONE TRIPPER」しか持ってないの!最近は中村達也氏とRECK氏とのデュオらしいが、これも凄まじいという。