こりゃすげい。

以下、不快な表現が諸々ありますが、苦情は受けません。
あるエロ劇画を読んでいたのだが、この本が、オヤジ視点の男根主義的な台詞とベタな言語センスで彩られている。まさしく欲望のはけ口でしか女を見ていない由緒正しき(?)濃いエロ劇画である。普通の女性(スイーツ(笑)とかいうのか?)が見たら、激昂間違いなしだろう(そもそも読みたがらないだろうし)。その台詞をつまみ出してみる。

  • 「女は所詮男の快楽のための玩具だ。中国の後宮、中東のハーレム、日本の大奥しかりだ。」
  • 「そして女は『SEXなんて興味ございません』てな顔してその実、女陰(アソコ)を四六時中疼かせているスケベな生き物だ。」
  • 「女同士というのも中々、刺激的でございますな」「エロスの根源同士の絡みだから男女のソレより濃厚なモノになるのは当然。」
  • 「今は、パソコンだ、ケータイだのと色々、玩具(おもちゃ)も増えたが、大昔から男にとって最高の玩具はやはり女だ。コレを超えるモノは、これから先も出て来ないだろう。」「ハイ、これ程、ヤバくて気持ちいい玩具はございませんですハイ」
  • 「女の性欲は底無しでございますな」「穴が空いているんだ。底無しなのは当たり前だろう」
  • 「AVでパンストを破るのがあってな。男にはその破れ目が堪らなくエロチックで昂奮するんだ」
  • 「女には強姦願望が潜んでいるって言うけど案外当たっているかもな」
  • 「いい眺めだ 女の躰は下から眺めるのが一番、卑猥に見えていい」
  • 「射精するより女体と戯れる方が大事なんだ」

レディコミでは絶対出てこない台詞だ。以下言語センス編。

  • 「差し障り…か」「(肉棒を)挿して(オッパイを)触るのはありだ。なんちって…へへへ」
  • 「女なんて男に2ヒー言わせて貰いたいんだ」←「2ヒー」は「ヒーヒー」と読む。なんと80年代!
  • 「迚も(とっても)気持ちひぃ」
  • 「今夜は、私の一つ目小僧がシク2夜泣きしよってな アンタの女陰(アソコ)で是非慰めて欲しい」
  • 「ホ〜ラ、大好物のフラン○フルトだ。」
  • 「入肉(い)れますヨ」

…頭痛くなる。ちなみに作品名は堀江耽閨「魔性の熟女」という作品。作者は40過ぎてから最近デビューしたという。世代的にはロリコンマンガが出てきてアニメ絵(まだ「萌え」と言う単語もない頃だ。)になっていったのをリアルに体験した頃。劇画は完全にオヤジのものになっていったが、作者はそれでも劇画を読み続けたのだろう。絵のほうも、フルCGの高い画力とパースを生かしたデッサン力(多少怪しいところもあるが)は他の萌え連中とは一線を画している。劇画の要素をより精錬、深化させていった印象をうけるので、劇画界では「恐るべき若手」なんだろうな。一般的な若者にはどうか知らないが。