つめこめ!出雲松江の旅!一日目

今年も出雲大社にお参りに行ったのだ。実は大社の周辺にも、大国主大神にゆかりのある神様が奉られている社(摂末社て言うんだ。)があって、それも全部回ってやろうと。摂末社についてはこちら参照。

摂末社概要
http://www.izumooyashiro.or.jp/keidai/other/setumatu.html

まず前日にググって、摂末社の場所を探す。丁度このサイトに地図がリンクされていたので、ここを参照する。

玄松子神社参拝の記憶
http://www.genbu.net/cgi-bin/mapindex.cgi?index=3&target=place

地図をプリントアウトし、朝8時に出発。中国道米子道山陰道をひたすら走る。佐用インターと湯原インターで冬用タイヤのチェックを受けたので、2度ほど渋滞にはまったが、危惧された雪もたいしたことなく、スムーズに進み、終点の斐川インターを降り、出雲に着いたのは12時前だった。「神門」なる蕎麦屋でそばを食い。いよいよ摂末社めぐり開始だ。

廻った摂末社の順番にアップしていこう。

  

  • 阿式社(あじきのやしろ)
    (大きな写真が本殿。小さな写真は左より参道、鳥居、手水場、(たぶん)拝殿)
    出雲大社のサイトには「阿式社」と書かれているが、調べると「阿須伎神社」と書かれている。ややこしいが大社の方に則って。
    出雲に着いて最初に参ったところ。他の摂末社に比べたら、神社の体をなしている。
    阿遲須伎高日子根命(あぢすきたかひこねのみこと)が奉ってある。大国主大神の子で、農耕の神だと。境内には他にもいくつかお社があったが(今回は本殿だけ参った)、詳細はこちら参照


 

  • 出雲井社(いずもいのやしろ)
    (大きな写真が本殿。小さな写真は境内)
    国道431号線の北のわき道にあるので、そこに入ったのだが(おかげで大社参拝者の渋滞に巻き込まれずにすむ。)、まぁ、狭い!1車線しかない上に、民家も接近している。オマケに峠かい!と言うくらいに道はカーブだらけで、坂の上り下りも激しい。対向車が来たらにっちもさっちも行かなくなる。幸い車を走らせていたのは俺だけだったが。
    当然車を停めたら、完全に道をふさいでしまう。近所の民家の空き地に停めさせてもらい。これを撮った。
    岐神(くなどのかみ)が奉ってある。道案内(交通安全)、道路を守護する神だと。詳細はこちら参照



  • 乙見社(おとみのやしろ)
    地図を見ていたが、全くランドマークがなく、しかも道一本間違えて、思いっきり迷った。川と国道の間にあるので、その辺をうろうろ走っていたら、見つかった。空き地にポツンと社があるだけ。周りは民家と畑のみ。こりゃわかりづらい。
    下照比売命(したてるひめのみこと)が奉ってある(高比売命(たかひめのみこと)とも呼ばれる)。 詳細はこちら参照



  

  • 湊社(みなとのやしろ)
    (大きな写真が本殿。小さな写真は左より鳥居、(たぶん)神楽殿、境内の児童公園)
    出雲大社から南にかなり離れたところにある。付近のスーパーをランドマークにしたが、…どこから入れと?結局また迷う(笑)。海沿いの広い道を伝っていったほうがわかりやすかったか?
    出雲井社、乙見社に比べれば、鳥居や神楽殿なんかもあって、神社の形はしているが、境内の児童公園の遊具のショボさや、無駄にだだっ広い感じがわびしさを誘う…あぁ、もう西日も射してきた。
    櫛八玉神(くしやたまのかみ) が奉ってある。よーするに、大国主大神に飯を作ってた神だ。詳細はこちら参照


  • 下の宮(しものみや)
    湊社から、海岸沿いに車を走らせる。途中渋滞に巻き込まれるが、横道を抜けることで回避。
    さて、下の宮、上の宮、大歳社、因佐神社は徒歩で行ける距離にあるので、一気に消化できた。下の宮は、ポツンとほこらのみ。天照大御神(あまてらすおおみのかみ)が奉られているにも関わらず。まぁ、それは伊勢神宮に参りんしゃいというわけか。詳細はこちら参照



  • 上の宮(かみのみや)
    下の宮から歩いて数十秒で、上の宮、本殿(大社の本殿に近い形)と、他の大社外の摂末社で唯一門がある。素盞鳴尊(すさのおのみこと)と八百萬神(やおよろずかみ)が奉ってある。神有月には、ここで行事が行われるそうです。
    詳細はこちら参照



 

  • 大歳社(おおとしのやしろ)
    (大きな写真が社殿。小さな写真は入り口から撮った写真、跡地)
    上の宮からさらに歩いて数十秒で、大歳社。出雲大社へ向かう車で渋滞している道路沿いにある。ここでお賽銭の10円玉が尽きたので、道路向かいの自販機で缶コーヒーを買って、10円玉を得る。
    ここもただ社がぽつんと広い空き地にあるだけ。社の奥に石垣が。移転したみたいだ。ここで見たときと位置が違う。
    あ、ちなみに大歳神(おおとしのかみ)が、まつられている。素戔鳴尊(すさのおのみこと)の御子神で、農業の神。うちの近所にもあるな、大歳神社。



  

  • 因佐神社(いなさのかみのやしろ)
    (大きな写真が本殿。小さな写真は左より鳥居、境内、(たぶん)拝殿)
    下の宮から長谷寺なるお寺方面へテケテケと歩き、長谷寺の手前にある。別名速玉社とか言われている。ここもきちんとした神社である。
    まつられているのは建御雷神(たけみかづちのかみ)。稲佐の浜大国主大神と国土奉献の話し合いをされた神。その話し合いをした岩を「屏風岩」というのが近くにあるのだが、写真に収め忘れた。「因佐神社 屏風岩」でググってくれい。
    詳細はこちら参照



    

  • 伊奈西波岐神社(いなせはぎのかみのやしろ)
    (大きな写真が本殿前。小さい写真が左から鳥居、境内、拝殿、拝殿前の詳細不明の建物、本殿前の門)
    再び車に乗り込み、海沿いにひたすら走らせる。高低差の激しい峠道。こりゃ車じゃなきゃ行けねぇや。走っているのは俺だけで、あっというまに鷺浦に到着。
    別名「鷺社(さぎのやしろ)」と呼ばれていて、地元の人はこっちがポピュラーな呼び名みたい。境内は摂末社の中では最も建物が多かった。小さな祠から、こんな立派な神社だったり、このギャップはなんなんだろう。
    (1月10日更新)あぁ!本殿の写真撮り忘れた!と思ったら、改めて再確認したらあった。フォトライフにうまくアップされてなかったみたい。なので、本殿の写真をアップしました。
    稲背脛命(いなせはぎのみこと) がまつられている。詳細はこちら参照


 

  • 三歳社(みとせのやしろ。)
    (大きな写真は本殿。小さな写真は参道)
    鷺浦から出雲大社へ下る道すがらにある。これまた峠道で、日陰は一部アイスバーンになっている!大分日も翳って暗いので、早く抜けてぇと思ったら、大社造の特徴である両端に交差した木(千木(ちぎ)というそうな)を配した屋根が見えた。ここか。1車線しかないので、車を端に寄せて…それでも対向車来たらアウトだが…坂道を下る。なにやらテントが立ち並んでいたり、提灯が飾ってあったり。なんか3日に祭日が行われるらしい。
    まつられている神は3つ。高比売命(たかひめのみこと)、事代主神(ことしろぬしのかみ)、御年神(みとしのかみ)。詳細はこちら参照

峠道を降りたら、そこは出雲大社の神楽殿と、本殿の間を通る道だった。参拝者の間を縫って、ようやく大社に着く。お約束のように、鳥居を撮っておこう。



  • 祓社(はらいのやしろ)
    出雲大社に来たら、まずはここにお参りしれという。祓戸四柱神(はらえどよはしらのかみ)がまつってあって、瀬織津比賣神(せおりつひめのかみ)、速秋津比賣神(はやあきつひめのかみ)、気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)、速佐須良比賣神(はやさすらひめのかみ)の4神だ!どうだ、覚えられないだろ!



 

  • 命主社(いのちぬしのやしろ)
    (大きな写真が本殿。小さな写真が左より境内、境内のムクの木)
    大社東側の出雲教本部の隣にポツンとある。出雲教本部の道は車で渋滞していたが、こっちはがらんとしている。てか、摂末社はすべからく誰もいなかったけどな。手前の相当樹齢の長そうなムクの木が異様な迫力を出している。
    まつってる神様は、神産巣日大神(かみむすひのおおかみ) 。詳細はこちら参照

これで、外の摂末社を全部回ったぞ。さぁ、次は大社内の摂末社じゃぁ!

仮本殿と

八足門前(この中に、本殿(今はもぬけの殻状態)、御向社(みむかいのやしろ)、天前社(あまさきのやしろ)、筑紫社(つくしのやしろ)、二つの門神社(もんじんのやしろ)があるが、普段はここまでしか入れない。)を参って、周辺の摂末社めぐりだ。

  • 東十九社(じゅうくしゃ)
    神有月には八百萬神(やおよろずのかみ)がここを宿にするんだと。


  • 釜社(かまのやしろ)
    宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)がまつられている。食物全般の神だ。


  • 左より本殿(今はもぬけの殻状態)、御向社(みむかいのやしろ)、天前社(あまさきのやしろ)。

もっと参拝したかったが、警備員に17時で閉めますと言われ、おかげで大社内の摂末社は回れなかった。

とりあえず玉串払って、破魔矢や他のお札も買って、おみくじひいて

楽殿の注連縄に10円玉を挿したが…よし、明日も行く!てかもうクタクタだから、泊まる!
松江までもどる。明日は一畑電鉄に乗って出雲大社にいこうと思ったので。松江しんじ湖温泉駅向かいのホテルにチェックイン。

一階のレストランで七珍料理(白魚、しじみ、うなぎ、アマサギだけ!)を含む定食を食い、温泉に入って、ビール飲んでボヘーッ。