なんでこんなところに?

タンスの中から、まんがタイムオリジナル2004年2月号が出てきた。

まだ「本当にあった(生)ここだけの話(註:(生)は生という漢字をまるで囲っているが、表記できないので(生)と表記する。通称は『まる生』である。)が創刊されていない頃。それゆえか、タイオリは結構実話系の比重が高かったのねぇ。安斎かなえ茶畑るり、当時は実話系でないが後野まつりやはなぶー(当時は「英恵」名義)といった後の「まる生」の作家陣が載っているから。既にひらのあゆ「ラディカル・ホスピタル」が看板で、大乃元初奈「おねがい朝倉さん」も当時タイオリでもやってたんだ。案外覚えていないものだな。

そのまる生、実話系とはかなり縁遠いと思われる人が、描いていたりするのであなどれない。それまで「天然一族」という植田まさし「まさし君」のような漫画を描いていた高原けんじが案外水があって、ここで女の子をかわいく描くスキルを身につけたし。

今月は神奈川のりこがゲストに出て、来月号はこだま学(ナオミだもん、エキストラ以蔵)と久保田順子(13歳のりとるママ、おこしやす)が出る。久保田順子が描く「夏(はあと)赤っ恥アバンチュール物語(←予告より)」ってどんなんか想像出来ん…。

実話系と言うと、他誌からあぶれた漫画家の終末処理場的なやさぐれたイメージがあったが、そうでもなくなりつつあるのかしら。とはいえ、何年かたったら、きらら系放り出された連中が参入してくるんだろうなぁ。