洛西界隈をいろいろと。その2。

その1はこちら


ほな、次は嵐山方面へ向かいますかな。


かなり日も傾いてきたな。もう一社参れるかな?

  • 車折神社:神仏霊場巡拝の道・第九十一(京都十一番)札所。「くるまざきじんじゃ」と読む。主祭神清原頼業(きよはら・よりなり)。平安時代後期に活躍した儒学者・漢学者である。清原家は天武天皇の息子、舎人親王(とねりしんのう)の血をひく家柄で、一族には清少納言もいる。
    頼業の死後、お墓がある場所に「宝寿院」なる寺が建てられていた。神社の名の由来は、後嵯峨天皇が嵐山に御遊幸の砌(みぎり)、社前で牛車の轅(「ながえ」と読む。場所はここ参照)が折れたので、不思議に思って社の者に問うた所、頼業公を祀ると答えがあったので、還御の後に「車折大明神」の神号と正一位の神階を贈ったためともいう。
    俺が参った時は、とにかくすごい行列が出来ていた。パワースポット云々で、有名人が大挙お参りに来たり、テレビや雑誌によく出ているそうで。別に興味はないが(笑)。摂末社を巡りますかな。


    第三鳥居(オフィシャルより引用)と、手水場。


    本殿の裏にある、八百萬神社。八百萬神が祀られている。


    地主神社嵯峨天皇が祀られている。元々はこの神社の近くにあった寺に祀られていたのを移転してきたという。


    滄海神社。弁天神社とも呼ばれる。祀られているのは弁財天、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。これも元々はこの界隈にあった寺の鎮守社だったのをここに移転したもの。


    天満天神社。「そらみつあまのかみのやしろ」と読む。祀られているのは天満大神。菅原道真公ではないとわざわざ注釈してくれている。小森貫なる繊維業者が平成11年に寄進した。


    神明神社天照大神を祀っている。


    清めの社。出雲大社の祓社みたいなものだろうか。ここをお参りしてから、社務所でお守りをもらって、本殿をお参りするとベストらしい。俺はご朱印もらうだけにしますが。


    この神社のもうひとつの目玉が、この芸能神社。天宇受売命(あめのうずめのみこと…天岩戸で皆の前で踊りを見せ、バカウケさせた神だ。)を祀ったこのお社は、芸術・芸能関係からとても篤い信仰を受けている。どんだけ篤いかは、境内一面に連なった玉垣がそれらを象徴している。


    その芸能神社の鳥居の両脇にある芸能道具塚社。納札所みたいなもんか。


    葵忠社(きちゅうしゃ)。幕末の頃、尊王攘夷運動で勤皇派長州藩に多大な支援をした福田理兵衛を祀っている。


    清少納言霊社。前述したように、清少納言は清原家の血をひいている。


    祖霊社。歴代の神職や氏子を祀っている。


    水神社。罔象女神(みずはめのかみ)が祀られている。


    愛宕神社迦具土神(かぐつちのかみ)が祀られている。火の神ですな。


    小唄堀派祖霊社。


    辰巳稲荷神社。お稲荷さん…宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られていますな。辰巳と頭についているのは、おそらく本殿から見て東南にあるからだろう。


    大国主神社。大国主命が祀られている。にもかかわらず(大黒さま)とも表記されていて一瞬、混乱する。神仏習合の頃には大国主命と大黒天がイコールだったという考えがあったのだ。伏見稲荷神社では般若心経を唱える人がいたり、神仏習合の名残は今もあるのね…。

これで、ようやくうp完了。どんどん長くなっていく。