で、見てきた。

HOSOME:ボロフェスタで見て以来だ。ボーカル/ギター、ベース、ドラム、キーボードの4人組。一言で言えば、スカイフィッシャー+タムラ在籍時のQ熱(笑)。ボーカル/ギターのフォルムとパフォーマンスがタムラ君を髣髴させるんだよ。でもちゃんとギター弾ける。とにかくステージは短い。15分くらいで終わったかしら。矢継ぎ早な変拍子とブレイクのサンプリングの落差がおかしい。

Vampillia:上半身裸でなんか文字を書いたヴォーカル、時々デス声を発するピアニカ&カリンバ、ピアニカ、ギター2名、ベース、ドラム、ピアノ、ヴァイオリン、DJチーム2名という大編成。ヒップホップ、メタル、ノイズ、ハードコア、プログレ、トラッド…あらゆる音楽が聞こえる。しかもそれが見事に融合していない!まるで別のバンドが次々に現れている感じである。大人数にありがちな破綻もなく、人力カットアップというにふさわしい。なぜか京都っぽいかんじがしたが、なんでじゃ?

サスペリア:久々に見たが、俺にはBISCOのようなトラッド系メロディが加わって、かなり聞きやすくなったなと。青野さんのドラムのキックが思いっきりメタル系ドンシャリでかっこいい。しかもキックペダルがツインペダルじゃない!で、あないに高速で踏めるとは…!あと、稲田さんのコントラバスもちゃんとベースとしての役割も果たしている(以前はチェロ的な役割が多かった。)なと。しかし、吉田さんのノイズソースがカセットテープで再生してディレイをかけるというのがおかしい(笑)けど、かっこいい。俺もたいがいだけど。

Nanical Z:実は初めて見る。CDを聞いた限りでは、80年代後半のバタ臭いダンスミュージック。ライヴを見たらば、バタ臭かった(笑)。サポートのDJ、マイケルジャクソンのコスプレしてるし。NANI君はキャプテンボンバーみたいな格好で、ポップコーンとコーラ片手に歌う。ドラムは一切叩かず、ボーカルとパフォーマンスに徹する。途中で疲れて、タコライスを食ったり、稲田さんと談笑したり。終わってから床にはポップコーンが 散らばっている。撒いたか(笑)。

あぶらだこ:以前から事情聴取に呼びたいバンドだが、貫禄ありあり。ギターのかぶりつきにいたので、ヒロトモさんのヴォーカルがよく聞こえなかったが、あのシャウトがCDで聞いたのとまんまなので、しびれまくり。つか、演奏すごすぎ!「穴」の曲をちゃんと演奏できること自体尊敬の域(まぁ、あたりまえなんだけど。)!初期の曲を多めにやってくれたのもよかった。なぜか「釣り」からは1曲もなかったけど。
曲順を書く(カッコ内は収録アルバム。タイトルがすべて「あぶらだこ」なので、便宜上ジャケで区分している。)。

  1. ファストダンスを僕に(穴)
  2. FARCE(木)
  3. 祝言(青)
  4. 鰐園(穴)
  5. 肴核(月)
  6. 律動(月)
  7. 素懐手(穴)
  8. 秘境にて(亀)
  9. 自転車の窓から(穴)
  10. 翌日(木)

アンコール

  1. 横隔膜節←ブレイクで伊藤氏が「カッキーン!イトちゃんかっこいい!」とオリエンタルラジオ風に叫ぶ(笑)。
  2. 新曲(グレゴリズムズ…だったとおもう。)

アンコールをやる自体奇跡だ!「翌日」のためにためまくった緊張感(テルミンをスイープさせずに延々ロングトーンを奏でるあたり。)がヒロトモさんの絶叫で一気に放出される瞬間はマジ涙出そうだった。ちなみに、「翌日」というタイトルの由来はこの曲を演奏した翌日、メンバーがみんな筋肉痛になったことから来ているらしい。

トリのSatanicpornocultshopはちょっとだけみた。あぶらだこでぐでっていたので。今度ちゃんと見よう。