産大TOY BOX@大阪産業大学多目的ホール

大阪産業大学に来るのは、受験して以来だから13年ぶり?ここの学生であるNo.305の企画で、メンツも見慣れた人が多い。果たしてGLAYコピーバンドが歌うような構内での反応やいかに?屋外でやる予定だったのが、ひでぇ雨で多目的ホールになったと言う。ひでぇ雨なので、電車で行くのをやめて、車で行く。高速使っても、大東市までは遠いな。途中近畿道に乗り換えなあかんのに、間違えて名神に乗ってまうし。
産大に着く。当たり前だが、アルコールは一切置いていない。シラフで観戦か。相当なアウェー感で、帰りたくなるかもなぁ。それに学校の講堂は大抵のところってPAが貧弱だったりするが、ここもしかり。RAMSAの2ウェイスピーカーが下手と上手に1台づつちょこんとあるのみ。マイクも2本しかなかったみたい。
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小学生が3人、お互いに携帯で写真を撮ったりして騒ぐ。やかましいと言いたくなったが、まだ開演前だからいいか。「巫女みこナース」が流れて外に出たくなって、外に出たら、野中ひゆ嬢と、悪魔ダイコン君に遭遇。イベの宣伝をするために構内を回ると言う。俺もついていく。「4時に多目的ホールに来い!来な殺す!」とかひゆちゃんは躁状態だ。あー酒飲みてぇ。

開演。詳細はmixi上でNo.305が書いているが、マイミクジャない人にまで公開しているかどうかは知らんので、俺もレポ。

悪魔ダイコン:おかあさんといっしょのエンディングテーマにのって、出演者が電車ゴッコで登場。亀甲縛りで、股間にじょうごをつけた人、悪魔ダイコン君、ひゆ嬢ほか、邪王院君もいたかな…そのほか合わせて7人くらいいまして。客席に下りてアニソンバックにヲタ芸アマガサキ@deepaで見た
こんなんとか(マワリというそうな。Wikipedia「ヲタ芸」参照。)
こんなんやっておりました。(ロマンスというそうな。Wikipedia「ヲタ芸」参照。)
件の小学生は…即行帰ってました(笑)。俺も電車ゴッコの中に入ったが、あかん、シラフだと恥ずかしい。

野中ひゆ涼宮ハルヒのコスプレ(俺、アニメは見たことはない。)でヤプーズの「Men's Junan」と「ラブ・バズーカ」をトラメガで歌う。途中でトラメガが壊れて、マイクで歌っておりましたが。てか、あんな声を張り上げて歌う野中ひゆは初めてだ。病んドルの真髄、確かに見させて頂きました。

邪王院弘:邪王院君の動きを見ると、歌物をやっていたころの54-71を思い出すのは何でだろう。音はひゆ嬢が歌う戸川純の「パンク蛹化の女」やら、ガバっぽい音やアニソンをズタズタに解体したものやら。この時点では会場の外にいたので。

No.305:ようやくまともな音楽になる。「カレー食う」「マルチはメイドロボ」「SON団」など、おなじみの曲に、新曲を織り交ぜたり。「プリキュア5」とか「ハヤテのごとく」やっておりましたな。バンド演奏でやってみたいとおもったりするが、生ドラム、ハードコアギターとかでやってみたらおもろいかもと。基本ハードコアなんだよね、音。

語り部ミウアブストラクトなトラック(ベースは4+4+3の11拍子で、リズムは…把握できない。ポリリズムか?)、フィンガーシンバルや鈴を鳴らしながら浮遊するウィスパー系ボーカル。ポエトリーディングやスキャットでなく、即興で歌っている感じ?マイクは指輪に仕込んでいたのか。狂乱状態の中で見事にチルアウトできた。

暗黒狂言(あいかわけい) :あいかわけいを見るのは何年ぶりだ?ブリッジでチコピドーさんの企画かなんかで見たのかな。そん時は弾き語りで差別的な歌を歌っていたな(障害者になりたくねぇー!とかそんなん)。そのときからやっていたと言う狂言を結局見ないままに幾許かたってしまった。それを今回はじめてみた。全身白塗りの3人(男2人+女1人)が、「練習重ねているんだな。」と思わせるきちんとした構成であって(ベースは下ネタとSMネタなんだけどな)、もっとむちゃくちゃなものかと思っていたが、演劇として見られるものではあった(ベースは下ネタとSMネタなんだけどな)。祈祷のときの「産・大・学・長・短・小・早・漏・ゲーハー」とかいう下りで学生さんには受けていたな。

疎外感幸子:ココルーム「sugoi!」で話題をさらったそうだが、俺は未見だった。アコギとハーモニカの弾き語り。一瞬オシリペンペンズの歌が断片的に聞こえたり(恥ずかしいことが何にもなくなっちゃったとか)、ホフディランが蚊が鳴くような声で歌ったような感じなんだけど、その裏にあるとてつもない狂気と闇を感じた。
関西ゼロ年代って、2つに分かれる気がする。かつてのzuinosinあふりらんぽみたいな「アホ」と「生に対する肯定」を全面的に押し出して、お祭り状態にするバンド。初期のオシリペンペンズや人類SOS、今回の疎外感幸子みたいな、行き場のない鬱屈した自意識をぶつける手段として、「自虐的なまでに狂気を演じること」を選ぶバンド。なんか書いている俺もよくわからない文章だな(笑)。

クリトリック・リス:名前はよく知っているが、ライヴは初見。ビキニパンツ履いた(しかも片玉出して、股間まさぐっている!)ハゲでメガネのおっさんがエロネタラップを披露する。ラストはそのパンツまで脱いでフルチンで退場!以上!これでダメなら俺が聴いている音楽も見ているライヴも一切無理!俺より少し上の世代…30代後半〜40代が、関西スカムシーンを支えていたのだが、そういう人達が今もこういうことやるのは喜ばしいことですね。エロラップの内容?実際に見ろ(笑)。

悪霊おばけ+Lui666:ソシオでマラーズとコラボしたときは、火器や破壊行為は行えなかったので、例のやばいパフォーマンスは未見。いきなり火を噴いていた!ひゆちゃんが走り回ってる。No.305が絶叫している。

プチッ

あれ?なんか俺もなんか叩きつけてる。叫んでる。

飛び交う一斗缶、振り回すテレビ、Luiさんが蛍光灯で悪霊お化けを殴る、飛び散る蛍光灯。悪霊お化けは客を傷つけないように考慮してやっている事は聞いているけど、たしかに方々のライヴハウスで出入り禁止になっても当然のパフォーマンスであった。
音はねぇ、凶悪狂人団とかQPクレイジーみたいなインダストリアル+へヴィロックだった。わかりやすいアイコン。殺害塩化ビニール全盛の時はこんなんよーやってたわね。

その後、掃除が大変だった!ん?俺客だよね。まぁいいや。出演者やスタッフでカーペット掃除。学校スタッフの冷ややかな視線が痛かった…。No.305は反省文を書かされるらしい。処遇は気になるが、こういう無茶は一度はやってもいいんだよ。ウン。
あと、火を噴くときは灯油よりアルコールのほうがいいぞ(笑)。