まんがタイムラブリー2009年8月号

今年始めから、長期連載組打ち切り&他誌への移籍&ストーリー漫画大量投入など、数ヶ月で大幅に誌面を変えてしまい読者を混乱せしめたまんがタイムラブリーだが、ここに来て落ち着きつつある。結果として、去年から連載している漫画が4割程度しか残っていないという事態になった。先月からは4コマゲストを数本投入している。新人をメインに、ベテラン組みもちらほらと。ざっと見て、いくつか感想を…あぁ、ほんまヲタ臭くてスマン。キャラ説明も敢えてしません。買ってから「あぁ、なるほどぉ」という程度に抑えております。だからネタバラシなんかしません。

  • 大乃元初奈「夏生ナウプリンティング!」:2色カラー。新連載以来じゃない?「おねがい朝倉さん」以外では冷遇されているイメージがあるが、「ラブリーはストーリー漫画メインでない!」という編集側の意思表示でもあるのだろうか。ネタも印刷業界をきちんと描いている印象。
  • 芳原のぞみ「天使な小悪魔」:カイト、ようやく化ける。以上って話。カイトとレイがコラボもあり得るのだが、それは「さくらんぼ。」(←同じ作者がまんがホームで連載している作品)の単行本化を待たなければならないだろう…て、9月に出るって?次はマリリンが化けるか?
  • テンヤ「先生はお兄ちゃん」:兄の出番が全くない回ってのは初めてじゃないか?基本は超シスコン兄を中心にしたドタバタギャグなんだけど、こういう側面も見せることが出来るのはいいことだと思う。とうとう妹にも…フラグ立った?あ、ちゃんと2巻の宣伝してるし(笑)。
  • 板倉梓「蝴蝶酒店奇譚」:まんがタイムジャンボ不定期連載していたストーリー漫画が再びラブリーに登場。ジャンボでやっていた時は、死とか売春とか性転換(最近は性別適合と言うそうな)と、かなりへヴィなものが描かれていたが、ラブリーでは(割とベタな)恋愛がらみが描かれていたりする(前回ゲストの際はカニバリズム絡んでたけど)。でも基本設定はぶれてないので大丈夫。今後はまんがタイムスペシャルで隔月連載される予定(作者のブログより)だそうだが、ジャンボ時の路線に戻って欲しい…。
  • 古下とも「視界良好」:まんがタイムオリジナルでゲスト出演していた漫画がラブリーに登場…て、主人公OLになってる!!!???あ、ちなみにオリジナル掲載時は中学生という設定でした。まぁ、ラブリーの作品には、働く女性を主人公にしている漫画が多いから、そっちにシフトしたということか?しかし極端すぎるぞ、おい。オリジナル掲載時に出ていた主人公の弟(非メガネだが、メガネの修理技術に長けている)や、友人(メガネ)、眼鏡屋のせがれ(当然メガネ)は一切登場していないので、今後はそれが絡んでいくのだろうか。メガネそのものを愛でて、あえてメガネキャラでいるという、メガネキャラの根底を覆すような主人公(出オチの危険性も孕んでいるけど)なので、今後に期待。雑誌社もまんがタイムWEB出身作家を推しているし。
  • 渡辺純子「たまのやすみの」:主人公、かつてまんがタイムスペシャルでやってた「5-A」の先生ですがな。きららも切られたから、これが「5-A」連載再開の布石かしらん。とりあえず、スペシャルでの「5-A」再開を優先した方がいいかもしんない。それでスピンオフ作品として連載できたらいいけど、作者のコメント見たらあまり描きたがっていない様子だし…。

とまぁ、おおむねこんなもん。酒進んでまっせー!