阿倍野神社と住吉大社(しょの1)

この2件を廻っただけで、ある。単純に昼ごろになると、クソ暑くって、回る気になれなくなったから。


  • 阿倍野神社:神仏霊場巡拝の道・第四十四番(大阪三番)札所。村上天皇の血をひき、南北朝時代には南朝後醍醐天皇に仕え、京都に復帰することに腐心したといわれる北畠親房(ちかふさ)公と、その息子で足利尊氏と闘って戦死した北畠顕家(あきいえ)公が祀られている。この阿倍野神社は、顕家が足利尊氏と戦った場所に建てられている。では、他のお社も見て行きましょうか。


    奥宮である御魂振之宮。天照大御神主祭神に、三輪大神、少彦名大神菅原道真公が祀られている。第二次大戦で神社は焼失してしまったが、すぐさま仮本殿とこの奥宮を建てて、復興を願った。そして昭和43年に無事に復興した。そのため「一願一遂の宮」と言われている。


    勲之宮。北畠顕家ともに戦死した南部師行(もろゆき)公と一族郎党百八名とご家臣の御霊を祀っている。


    祖霊社。歴代の宮司や氏子を祀っている。

    阿倍野神社の隣には稲荷社がある。そこも行ってみるか。


    旗上稲荷社。祀られているのは豊受稲荷大神、高倉大明神、白鷹大明神。旗上とは命を懸けて精進、努力する証と言われているが、なんて読むんだ?


    旗上稲荷社の奥にある、旗上芸能稲荷社。祀られているのは大宮能売大神。稲荷社は芸の神様でもあるのだ。献灯している方も高名が連なっていて、

    松平健も献灯していた。


    土宮。白姫大明神を祀っている。

さて、次は住吉大社へ向かいますか。

  • 住吉大社:神仏霊場巡拝の道・第四十二番(大阪一番)札所。


    参道をテケテケ歩き、楼門を抜けると、正面にあるのが…



    第三本宮。祀られているのは表筒男命 (うわつつのをのみこと) 。その右隣に…



    第四本宮。祀られているのは、神功皇后息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと)ともいう。神功皇后新羅に攻めに行った(三韓征伐という)時に、住吉大神を見たという。その戦に勝ったので、摂津国住吉郡の豪族の田裳見宿禰(たもみのすくね)に祀らせたと言うのがこの神社の始まり。さて、第三本宮の後ろに回りますか。そこにあるのは、



    第二本宮。祀られているのは中筒男命 (なかつつのをのみこと) 。さらにそのうしろに


    底筒男命 (そこつつのをのみこと) を祀った第一本宮がある。この底筒男命中筒男命表筒男命の三神をもって「住吉大神」とする。さぁ、次は摂末社巡りだ。多分、今までの中で一番多いかもしれない…。こりゃ長くなりそうなのでしょの2につづく