上醍醐
醍醐寺へ再びお参りに行ったのである。今回の目的は、上醍醐に登ること。何度か来ているが、まだ登った事がなかったので。
昔は、上醍醐にある准胝堂まで行って西国三十三箇所のご朱印をゲットしなければならなかったが、数年前の落雷でお堂が焼失してしまった。なので、ご朱印は現在、下醍醐で受け付けている。
前回来た時には、伝法院大講堂と呼ばれていた堂宇が、ここに准胝観音を納めるようになってから、観音堂と改名していた。去年の10月1日からそうなったという。ここでご朱印をゲットできるので、別にわざわざ上醍醐に登らいでもいいのだが、あえて登ったので、ある。
駐車場から出てすぐに、坊さんの行列に遭遇。
上醍醐に入る鳥居。准胝堂再建のためのご寄進を募る看板も。
女人堂。昔の上醍醐は女人禁制だったので、女性はここで遥拝していたという。正式名称は成身院(じょうしんいん)。
女人堂向かいにある仏像。左から不動明王、理源大師、弥勒菩薩、役行者、地蔵菩薩。
さぁ、ここから上醍醐への道が始まるぞ。
鈴木清順監督が献灯した電灯。
あとはただただ、ヒーコラ歩くのみ。中腹には音羽魔王大権現社なるお社が。かつてはここに天狗杉なる巨木があったという。昭和10年に最初のお社が立てられ、平成4年に改修したと言う。
ヒーコラ歩くこと50分ほどで寺務所が見えてきた。
手水場。醍醐水ではないw。誰でもわかるわい!
清龍宮拝殿。国宝だ。清龍宮は、下醍醐にもあったな。
醍醐水。この寺の開基である理源大師が貞観16年(874)に上醍醐山上で地主横尾明神に出会う。そして横尾明神のお告げを受けて、醍醐水になる泉を譲り受ける。そして、横尾明神はこの水を飲んで「あぁ、醍醐味なる哉。」と言い残して消えた…と伝えられる。大師はこの泉を閼伽井にし、当時の山名だった笠取山を醍醐山に改めて、醍醐寺を開いた…と。飲みましたよ。冷たくておいしい水でしたよ(ダメな感想)。
大山のぶ代の千社札が貼ってあった。そんだけw。あ、ちなみに「醍醐」とは現在のチーズのような乳製品で五味の最上のものとされ(醍醐味の由来ですな)、心の糧として仏法が最高であることも意味するんだと。
清龍宮本殿。上醍醐の鎮守社である。
醍醐水と清龍宮本殿の間にある横尾大明神社。
ここに准胝堂があった。更地だが、何度となく再建しているので、きっと再建してくれる。下は在りし日の准胝堂。
薬師堂。
鐘楼。
五大堂。
如意輪堂。
開山堂。
白山大権現社。
地蔵堂。
ここから歩いて岩間寺へいける。
上醍醐陵。白河天皇皇后(藤原賢子)、その娘である媞子(ていし)内親王と令子内親王、さらに鳥羽天皇皇女・禧子内親王の廟である。
経蔵跡。
下醍醐もさらっとお参りしておきますか。
本堂と五重塔は撮っておこう。