北摂地域ややこしい! その2

その1はこちら。

いつものように、勝応寺に参ったから、この界隈の他の札所も回るとしますかな。始めたはいいけど、近さゆえかサボりがちになってしまって、遅々として進んでいないのでなぁ。

  • 帝釈寺摂津国八十八箇所・第五十二番札所。山号は宝生山で、本尊は寺号の通り、帝釈天である。
    寺伝によれば、創建時期は不明だが聖徳太子によって開基したと伝えられている。
    貞観年中(859年〜877年)に清和天皇勝尾寺行幸した時、当寺に参籠(まぁ、しばらく寝泊りされたってこっちゃ)され、この寺を勝尾寺の外院となされたという。その名残がこの寺の地名「粟生外院」にもなっているのですな。
    応仁の乱の兵火で廃寺同然になるが、慶安2年(1649年)3月に僧・秀栄によって再建し、今日に至っている。ちなみにオフィシャルサイトによれば、本堂は昭和63年に落慶されたそうだ


    山門。山門。


    鐘楼。思いっきり逆光だね。オフィシャルサイトによれば、平成19年に建てられたばかり。



    石碑があった場所には、かつて帝釈天が降臨したと伝えられた松の巨木があったという。何度も落雷に合ったせいで昭和30年に枯れてしまい、切り倒されたと言う。


    不動岩。水をかけてあげよう。


    水上権現社。この寺の鎮守社とのこと。


    ふれ愛観音。彫刻家で愛宕念仏寺の先代住職だった、西村公朝自らが製作した仏像。


  • 善福寺(オフィシャルサイトがないので、wikipedia:善福寺_(箕面市粟生間谷西)参照。):摂津国八十八箇所・第五十三番札所。山号歓喜山で、本尊は十一面観世音菩薩。
    天平年間(729年〜749年)善仲の開創と伝えられ、宝暦年間(1751年〜1763年)俊然によって中興したという。


    小高い丘に建てられた、こじんまりとした堂宇である。とはいえ、俺が行った時にはお墓参りに来た家族連れが何組もいて、結構にぎやかではあったが。


    本堂と寺務所以外の建物は、手水場、金比羅神社、休憩所だけだった。

その3へ。
もうちょっとつづく。