藤の木に 藤の花咲く なにごとの不思議なけれど

タイトルは北原白秋の「薔薇の木に 薔薇の花咲く なにごとの不思議なけれど」を改悪(笑)。
葛井寺に行ってきた。5月上旬は藤の花が咲く季節だって事ぐらい花に疎い俺でも知っている。この葛井寺も名前に「ふじ」とつくだけあって、藤の木が多く生え、立派な藤棚もこしらえてある。しかし前回行った時がくそ寒い2月だったので、そんな季節に花なんか咲いているわけない。次は5月に行ってやると決めていたのだ。そしてようやく実現の運びとなった。

  • 葛井寺(オフィシャルサイトがないので、wikipedia:葛井寺参照。):西国三十三箇所・第五番札所ならびに神仏霊場巡拝の道・第五十九番(大阪十八番)札所。山号を含めた正式名称は
    紫雲山 
    PCでは表示できない漢字なので、画像を貼り付けさせていただく。本尊は十一面千手千眼観音。毎月18日にご開帳されているので、次回はご開帳の日に行くことにしよう。しかし、なんで18日なんだろう?


藤の写真を色々撮ったが、藤棚と古刹が絡まねぇこと!藤単体でとったほうがいいなという結果に。あと、やたらハチがぶんぶん飛び回っているので、刺されないように注意して撮ろう。
前回フォローしてなかったほかの堂宇もあげておく。


南大門右を過ぎて手にある弁天堂。



南大門をくぐってテクテク歩いて左手にある、阿弥陀二十五菩薩堂。阿弥陀如来のほか、25体もの菩薩が納められているので、仏像好きはたまらねぇー!ってことらしい。阿弥陀如来の眷属はカヴァーしていないのであまりピンと来ず。薬師如来ならガン見だろうな。勉強不足です。


その阿弥陀二十五菩薩堂の向かいにある大師堂。弘法大師が祀られている。真言宗の寺は弘法大師を祀っているところが多いな。


本堂左隣にある護摩堂。納められているのは、不動明王である。


四脚門。今の南大門の位置にあったのを本堂西側に移設したもの。葛井寺で現存する最古の建造物だそうな。

  • 野中寺(オフィシャルサイトがないのでwikipedia:野中寺参照):西国薬師四十九霊場・第十四番札所。「やちゅうじ」と読む。山号は「青龍山」。本尊は薬師如来聖徳太子が発願し、蘇我馬子が開基した寺で、「上之太子」叡福寺、「下之太子」大聖勝軍寺とともに三太子の一つに数えられ、「中之太子」と呼ばれている(イタリック部分wikipedia:野中寺より引用)。


    が、中世には戦火で消失し、廃寺に近い状態だったそうで(現存している堂宇は江戸時代に建てられた)、その面影はだだっ広い伽藍と跡地の礎石からしかうかがい知ることはできない。


    山門と手水場


    弁天堂。


    左が大師堂で、右が地蔵堂


    地蔵堂隣にあった石碑。ここが「中之太子」と呼ばれていることがわかるだろう。地蔵堂に納められている地蔵菩薩像(残念ながら拝観できず)は石碑には国宝と書かれているが、重要文化財です。


    ネットで調べたら、「朝鮮地蔵」という愛称があって、藤井寺市のとある旧家に祀られてたけど、不幸が続いたとかで、昭和初期に野中寺に移されたという。今日はこれまで。あとで、神仏霊場巡拝の道の札所になっている道明寺天満宮があることを知る。また藤井寺に行くのか…。