雪の竹生島
日本海側は雪ばっかりだ。雪の竹生島を見たくなったので、行くことに。竹生島へは船でしか行けない。しかも、冬場は近江今津港からは2本(10時台と12時台)しか出ていない。俺が11時ごろについて、12時台まで時間がある。
近くにあったひょうたん亭という蕎麦屋で食った、周航そば。まぁ、味はそれなり。
おー、船が来たぞー。観光客も結構多い。40人くらいいたかな。
竹生島のカワウ被害は今も続いているようだ。断崖絶壁ゆえ、植樹も出来ないからなぁ…。
前回行った時はデジカメを忘れて、携帯カメラで撮ったなぁ。今回はデジカメ持って来たぞ。
- 宝厳寺:西国三十三箇所・第三十番札所。山号は巌金山(がんこんさん)。
本尊は本堂にある弁財天だが、西国三十三箇所の札所本尊は観音堂である。
神亀元年(724年)、聖武天皇の命で行基が弁才天を祀って開創したと伝えられている。西国三十三箇所の札所本尊である観音堂と唐門(ちなみに国宝だぞ)、のちに都久夫須麻神社になる弁才天社は慶長7年(1602年)に豊国廟(豊臣秀吉の霊廟。現在の豊国神社になっている)にあった建物を、豊臣秀頼が移築したものだ。
開基より天皇の崇敬を受けていたが、明治の神仏分離令で廃寺になりかけたこともある。弁財天が本尊だったら、寺じゃなくて神社だろーが!という、今ならわけわからん理由で「都久夫須麻神社」に改めさせられかけた。当然、寺サイドや信者は猛反発し、寺と神社を分離する形にした。当時の本堂だった弁才天社が都久夫須麻神社本殿になり、本堂は昭和17年(1942年)に建立された。
手前が都久夫須麻神社の鳥居で、奥が宝厳寺の鳥居だ。
瑞祥水(ずいしょうすい)という井戸。カワウの被害で以前の井戸が枯れてしまったが、弁財天のお告げによって平成14年11月に掘られた、との事。
手水場
階段の横には、護摩堂もある。
鐘楼と月定院なる建物。
本堂前の手水場。
天狗堂。
納経所の隣にあったお社。何を祀っているのかは、わからない。
本堂左となりの三龍善神社。福壽白如善神、徳澤惟馨善神、潤徳護法善神の三神を祀る。
本堂からの景色。左手には不動明王像がある。
三重塔。江戸時代に焼失して、2000年に再建されたという。
三重塔の近くにある、経蔵?と、雨宝堂。雨宝童子(うほうどうじ)を祀っている。雨宝童子?なんじゃそら?神仏習合では天照坐皇大御神の本地仏とされていたそうな。ちなみに、近くにはさらに宝物殿もあるぞな。
三十三箇所奉安所。西国三十三箇所の観音像があるぞ。
さて、都久夫須麻神社に向かいますか。
宝厳寺と都久夫須麻神社を結ぶ渡り廊下。豊臣秀吉の御座船をバラして建てたという伝承から「船廊下」とも呼ばれる。
都久夫須麻神社本殿。かつてはこっちが宝厳寺の本堂だったのだ。
本殿と拝殿の間にある江島・厳島神社。
本殿と拝殿の間にある大己貴・天忍穂耳神社。
拝殿は修復工事中(爆)。かわらけ投げをやったが、やはり鳥居は通過できず…。
白巳神社。
日本五弁天社。厳島・天川・竹生島・江ノ島・黄金島だという。
黒龍堂。
行者堂。