裸エプロン企画「ピチャピチャEXPRESS#」

FAN Jで裸エプロン企画「ピチャピチャEXPRESS#」を見に行った。FAN Jは会場の中に入るのは初めてだったが、雰囲気的に秋葉原グッドマンに近いかな。まぁ、イベ自体がニューウェイヴよりのバンドばかり出たせいもあるけど。客いれのBGMが有頂天やら、ロンバケの「エノラ・ゲイの悲劇」だったり「ハイドライドスペシャル」のオープニングだったりでいい感じ。

  • Future Sunphonic:ラップトップの男子と、今っぽい歌い方の女子ボーカルのデュオ。音はテクノポップ。音的には、もっと80年代のアナログシンセやリズムマシーン臭さを出したりしたら僕好みかも。オケが90年代テクノやエレクトロの要素が入って中途半端な印象なのね。わけてもシンセベースがサイン波になると。
  • monocism:ボーカル/ギター、ギターと、サポートのベース、ドラムの4人組。ノイジーなギターを前面に出したインストバンドの高揚感と、ポップなメロディー。The Lemon's Chairみたいだが、ポップさではこっちのほうが上かな。演奏も安定していて、よい。轟音ギターにまみれるのは気持ちいいねぇ。
  • 高速☆イデンシ:ボーカル、ベース、ギター、シンセ、サポートドラムの5人組。シンセをメインにしたポップス。昔聞いたコンピ(高速遺伝子だった頃)はなんかさむーい打ち込みユニットって印象だったけど、バンド編成の現在は聞けるバンドになっていたわけだ。至極まっとうなポップスなので、事情聴取向けではないな(笑)。
  • 松前公高:手元にあるのは、MS-20(トレードマークだ。)、HDRiPodだけ。MS-20の手元をカメラで写して、後ろのプロジェクターに投影させる。「これで手元の操作を見られるでしょ?」はい。見られました。カットオフいじり倒してましたな。1曲目は「MS-20だけで作った曲で、iPodで流しまーす(笑)。」というつかみもバッチリ(笑)、オケを聞くとやっぱり根がプログレの人なんだなぁと。ふとマニュエル・ゲッチングを思い出した俺は…。しかし、きちんと今時のテクノやエレクトロニカ風の音を出すあたりは、さすがシンセのマエストロである。
  • ママスタジヲ:コイズさんのボーカル/ギター、ギター、ベース、ドラム、キーボード。この編成になってからは見るのは2回目。ツインギターと外国人ドラマーになってからは、ロック色が強まったよなぁと。コンポーズがコイズさんだけになったからというのもあるか?
  • ハミリーコンプータ:ドラム/ボーカル、ギター/ボーカル、ギター、ベース、シンセの5人組。ドラムがボーカルと聞いて、zuinosin見たいかと思っていたが、全然違っていた(あたりまえだ)!音はもうテルスターやサンプリングサンみたいな下北沢系ギターポップだった。第三世代のコンピにも参加しているようで。女性ファンもかぶりつきでいっぱいいたな。今後もっと女性ファンを増やせば、東京に進出できるかもな。事情聴取向けではないな(笑)。ただキーボードの猫ひろしっぷりがなぁ…。

終演後、松前さんやミンカパノピカのエイジさんにご挨拶。そのあと…ごにょごにょと。これは夏ぐらいに全貌を。
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