村で不幸があった。

区長なので、本日葬式に出席する。当然会社は休む。12時ごろに葬儀場に着く。学会の人だそうで、葬儀も学会に則るのだが、異なる宗派の葬儀に出るのは初めてかもしんない。
一般、親族と学会関係者とに受付が分けられとった。意図など知ったこっちゃない。村から2名受付してくれる方が来たので、俺はやることがない。
で、13時に始まったわけだが、学会の葬式は「友人葬」というそうな。へー。てか、坊さん袈裟着んで登場したのはビックリした。俺達同様に礼服で3人現れる。俺が経験した葬儀や法事では、坊さんは煌びやかな袈裟着たり、ド派手な烏帽子みたいなのかぶったりしていたので、おいおいそれでいいのか?と思ったが、それはよけいなお世話というものだろう。とりあえず最初に拍子抜けした。
のっけから、南無妙法蓮華経を3回唱和させられる。そのあと、経典らしきもん(勤行なんとか…忘れたので、ググったら『勤行要典(ごんぎょうようてん)』だそうな。)をもとに学会員の方々がいっせいに唱和する。そこからいきなり焼香に入る。え?もう?俺…てか、うちの宗派(ちなみに曹洞宗だ。)のときは、長々とお経唱えてから、そのあと故人の説明もかねた違うお経を唱えて、また別のお経を唱えながら焼香に入るので、これまた拍子抜け。
遺族の焼香後に、区長の俺が一般参列者のトップバッターで焼香する。遺族に一礼して、仏前に一礼して、3回焼香してから再び一例でよかった…のだろう。焼香を終えてからも、勤行要典に則った経の合掌を聞く。その後延々と「南無妙法蓮華経」を何十回も唱和し続ける。音階を取ろうと思ったが、よくわかんね(おいおい)。
その後、お別れを経て、出棺。学会の葬儀は初めて参加したわけだが…普段と異なる形式の葬儀はやっぱり違和感アリアリだったなと。特に後半の南無妙法蓮華経のミニマムさは。まぁ、こういう形式の葬儀もある程度でとらえとけばいいか。