五重塔と10円玉

今日もまた、ご朱印集め、である。以前から、無性に東寺に行きたい行きたいと思っていた。何故かわからん。ともかく行くことにした。

  • 東寺:神仏霊場巡拝の道・第八十四番(京都四番)札所ならびに、西国愛染十七霊場・第八番札所。山号を含めた正式名称は「八幡山教王護国寺」なんだが、東寺の方が有名だ。
    wikipediaによると、教王護国寺宗教法人上の名前であり、正式には「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」と「弥勒八幡山総持普賢院」だというのだ!ややこしい!
    札所の画像を優先したので上の画像は、東寺全体の納経所である食堂(じきどう)と、愛染明王が納められている毘沙門堂を上げておく。東寺に来たからには、やはり五重塔や金堂を拝まねーでどうすんだってことで、ご朱印ゲット後、見に行く。
    なんか知らないが、このときから焦燥感にかられる。せっかく国宝級の仏像が拝めるのに。五重塔も春のご開帳をやっているというのに。すごすぎて知識が追いついていない?んなアホな。ダメだ、落ち着かない。日を改めてじっくり観覧することにしよう。なので、画像もぞんざいで申し訳ない。


    講堂。重要文化財である。ここには立体曼荼羅と称して、21体の仏像が納められている。もちろん全て国宝か重要文化財である。圧巻というにふさわしい。仏像の詳細はというと、ここを参考にして…。このときほど、真言をもっと覚えておきたかったと思ったことはない…うん?焦燥感の正体がこれか?



    本堂である金堂。国宝である。ここに本尊の薬師如来、両脇に月光如来(がっこうにょらい)、日光如来薬師如来の周りには十二神将が納められている。全て、重要文化財である。俺が行った時は、一部が工事かなんかでビニールシートで覆われていた。なので、覆われていないところを写しております。


    五重塔。京都の風景としてみたことない人間はいないってくらい有名だろう。日本一高い五重塔でもある。丁度ご開帳だったので、見に行く。五重塔とか、こういう多宝塔関係には何が納められているのかと思ったが、ここは、五智如来が納められている。真ん中の心柱を大日如来と見立てて、四方を囲むように阿閦如来(あしゅくにょらい)、宝生如来阿弥陀如来不空成就如来、そしてそれぞれの脇侍として菩薩が8体の計12体も仏像が納められている。…て、もう、おなかいっぱいです…。

国宝、重文だらけの仏像大会に敗れた感じ…せめて主要な真言が言えるようにならねぇとなぁと思ったり。そらでいえるの、不動明王薬師如来愛染明王地蔵菩薩位か。

昼飯を食ったのち、車のガソリンを給油したら、多少落ち着く。次はどこへ行こう。ふと平等院が浮かんだので、そこへ行く。なんと適当なことだろうか。


  • 平等院:神仏霊場巡拝の道・代百二十五番(京都45番)札所。山号は「朝日山」で、本尊は鳳凰堂に納められている阿弥陀如来である。鳳凰堂といえば、10円玉に描かれているアレだ。鳳凰堂以外にもいくつか塔頭寺院があるが、やはり鳳凰堂で霞んでしまうんだよなぁ。鳳凰堂の中に入ることもできるが、拝観料とは別料金で、拝観時間も20分以内で、しかも1回につき50人限定ときている。かなり縛りがきつかったので、やめた。

有名どころや、都会にある寺社には、ご朱印代の300円以外に、駐車料金(400〜700円位が相場。)と拝観料(入山料ともいう。大人一人300〜700円が相場。)をとられる。特に寺がそうで、何箇所もいく場合は馬鹿にならん値段だよなぁ。まぁ、それが文化財保護のためになるといえばしょうがないとは言え…あまりに古刹に不釣合いな現代風の建築物を建てるのはいかがなものかと思うが…金余ってんじゃねーか、おい!といわれても致し方ないぞ。