おで、先達になるど。

毎度の事ながら、ご朱印集めに回ってきたわけでして。ますます撮影する画像が増えていく。


  • 総持寺西国三十三箇所・第二十二番札所、ならびに神仏霊場巡拝の道・第六十三番(大阪二十二番)札所。山号は「補陀洛山 (ふだらくさん)」で、本尊は千手観音。俺が行った時は丁度ご開帳が行われていて拝むことができた。もっとも、毎年4月中頃にはご開帳は行われているので、何十年も見られないわけではないけれど。
    本尊は下半身が焦げているのだが、織田信長によって焼き討ちを食らった時の痕跡だという。さて、他の堂宇も見て行きますか。


    山門の表と裏。三巡目の時には、仁王像や四天王をチェックしていこうかなぁ。



    山門左隣にある開山堂。この寺の開基である藤原山蔭(ふじわらのやまかげ)が祀られている。幼少の時に、継母に川に落とされたときに大亀に助けられた謂れがあり、それは父親が観音様の縁日(18日)に亀を助けた恩返しだったという。それがきっかけで、後に開祖したこの寺の観音像は亀に乗っているわけなのだ。また、山蔭は日本料理の礎を築いた料理人でもあり、毎年4月18日に「山蔭流包丁式」という、ここで魚を捌く行事も行われている。


    開山堂の向かいにある五社稲荷神社


    地蔵菩薩のバックには池に囲まれた閻魔堂。池には亀がごっつおった。


    左より、大師堂、井戸、鐘楼。鐘楼は撞けるぞ。だからどうした。


    左が薬師如来を納めた金堂。右が不動明王堂。


    左が荒神社。なんかの荒魂神が祀られているのだろうが、詳しくはわからない。右側の建物には経蔵と書かれていた。古いご朱印帳を納めているんだと。


    鎮守社。青面金剛、大黒天、弁財天が祀られている。


本堂の真裏にある、慈悲観音堂。ぼけ封じ観音の札所でもある。中にはブロンズの慈悲観音と、周りを囲むように西国三十三箇所や四国八十八個所の本尊を彫った石が並べられていた。
あ、そだ。先達の申請をここで行ったのだ。満願を達した寺で申請するのが本来の形だそうだが、俺がそのシステムを知ったのは、青岸渡寺に行った時にハードコアな巡礼者から聞いてからだ。

先達会のご案内
http://www.saikoku33.gr.jp/sentatsu/

あくまで任意なんだけど、せっかくだから申請してしまおう。総持寺が先達の事務局でもあるし。満願したかどうかチェックしてもらい、申請書と1万円を出せばそれでおk。1ヶ月くらいしたら、先達の証である袈裟や巻物形のご朱印帳などが届くという。届いたら、画像うpする。ここだけでかなりの時間居座っていたでないか。旅を急ごう。

  • 神峯山寺:「かぶさんじ」と、読む。神仏霊場巡拝の道・第六十四番(大阪二十三番)札所。山号含めた正式名称は「根本山神峯山寺宝塔院」。本尊は毘沙門天。日本で最初に毘沙門天を納めた寺だという。役行者霊蹟札所でもある。それだけのこともあって、車で行くにはめっちゃ狭くて荒れた道を走らされる。ほんまにここ高槻市か?というくらいに。


    山門。光仁天皇勅願所と書かれている。要するに、国家と天皇の安全を祈願して建てられた寺ということですわ。


    左が白龍王社。右が大聖弁才天


    観音堂聖観音大聖歓喜天が納められている。ちなみに、新西国三十三箇所の札所でもあるんだな。この寺は。


    東堂。護摩行が行われている。納められているのは不動明王


    本堂と東堂の間にある急な階段を登るとある、開山堂。ここの開基である役行者(えんのぎょうじゃ)が祀られとる。

相変わらず、長くなりそうなので、次の日に回す。